脱毛エステ比較調査結果

ここに脱毛エステ比較調査結果のレポートを載せるにあたりましては、参考データとしての閲覧にとどめ、リライトも含む内容の転用、引用は一切これを認めないものします。

脱毛エステ業界の概要をつかむうえで有益だと判断したために、情報として残しておきます。

 はじめに近年のエステティックサロン総市場規模に関しては、現在の景気後退・低迷によって、いわゆる来店の回転率が減り、客単価等の減少が進んでいる。さらにはリラクゼーション関連市場や美容関連市場との競争激化や規制強化による信販問題などの要因から、市場縮小がますます進んでいる。

脱毛調査表

図1.エステティック業界の推移[1]

脱毛サロントップ10

図2.エステティック業界年次売上推移[2]

 上記図2より、現在ではTBCグループが首位を独占している。これらの業界において特に女性向け脱毛サロンに焦点を当て、以下、本レポートでは現状をまとめる。女性向け脱毛サロンについては、大手3社TBCグループ、不二ビューティー、ジンコーポレーションを取り上げ、最後に新しいスタイルの脱毛サロンの「脱毛ラボ」についてまとめます。

脱毛サロン業界未経験者にとっては脱毛サロン業界の概要を知る手がかりとなるであろう。

 

○TBCグループ(エステティックTBC

 

経営戦略:TBCグループは女性層にターゲットを当て、そのニーズに応えるという基本的なスタイルを貫き通している。渋谷区代々木にコミー株式会社設立したことから始まり、化粧品業界に参入し、女性のニーズを研究し始める。1992年から、CM戦略として、人気タレントを起用するなど、エステというものの親近感を高めたと同時に、女性のあこがれを実現できるという可能性を公告したことによって、爆発的にエステブームを巻き起こした。

現在では、他のサービス業だけでなく、食品や化粧品など、TBCブランドを用いた子ラボビジネスを展開している。しかしながら、1990年代に起こった、そして今も加速している世界の産業のパラダイム変化を概観すると、多くの大企業が、バブル崩壊の後始末をほぼ終えて、漸く取り組もうとしているパラダイム変化への対応戦略について、我が国産業の業績は2000年以降急速な回復を示しているが、その要因は、リストラの効果とアジア向け輸出数量増によるものが大部分で、持続的成長につながる競争力向上によるものとは言いがたい。多くの企業で戦略経営の実効はまだ出ていないと見るのが妥当である。エステ産業は欧米の技術導入により、相対的に安価な労働力、技術の商品化努力、効率性・品質向上により、国際競争力を向上させてきた。しかし、この成長モデルはそっくりアジア諸国が急速に踏襲しつつある。一方、我が国の場合は国内需要の成熟化、モノの充足により、消費者のニーズが極めて流動化している。これによってTBCのエステ事業は、より付加価値が高く、高機能なものを従来よりも安く供給しなければならない大きなジレンマに直面している。インターネット社会の到来は、このジレンマをより深刻化させている。インターネット情報化の中で、アジアや旧共産圏経済のキャッチアップのスピードが、従来よりはるかに加速しているからである。

戦略を有効に実現させる要素としては、戦略構築と実行のスピードと柔軟性である。ある、大きな環境変化、例えば予想外の技術進歩、画期的新技術、代替技術の登場、大きな市場変化、あるいは競合他社の新たな動き(提携、M&Aなど)に対して、先に決定した戦略を見直す必要が生じる場合が多い。戦略の見直しは、戦略遂行計画の見直し、例えば商品開発計画、組織・人員計画、設備計画、調達計画、販売計画などあらゆるバリューチェーンの見直しを伴う。様々な条件変化を予め予期しながら、戦略とそれに基づく計画をどのように作るかという挑戦に常に直面しているのが現代の経営の実態である。「技術と市場の変化のスピードと方向変化は、自社の予想やより速く大きい。組織の技術と市場の変化のスピードと方向性の変化は個々人の予想より大きい」のが現実である。意思決定と実行の速さと柔軟性が、戦略経営の実行の最も重要な条件の一つである。

使用機器:自社開発のため非公開

脱毛方法:美しい素肌を作るという観点から、脱毛とスキンケアを組み合わせ、自己管理では難しい脱毛プラス素肌ケアを行うのが脱毛(エピレーション)。TBCスーパー脱毛とTBCライト脱毛の2種類の脱毛方法がある。TBCスーパーライト脱毛はこの2つの脱毛方法を組み合わせたTBCオリジナルの脱毛方法であり、特徴としては、

•短時間で広範囲が処理できる

•一定期間、効果が期待される

•効果が一時的なため、継続的な処理が必要

•肌が黒っぽいと脱毛できない場合がある

•細い毛、産毛には光が反応しない可能性がある

である。

利用金額:

TBCスーパー脱毛

TBCスーパー脱毛

TBCライト脱毛

TBCライト脱毛

 

○不二ビューティー(たかの友梨ビューティクリニック)

経営戦略:現在の店舗数に関しては、以下の表に示す。

 

表1.たかの友梨ビューティクリニックの現況

たかの友梨表

創業当時は美容機器の会社であったが、後にその技術を生かしたサロンを立ち上げたのがきっかけである。現在は学校を設立するまで大きく成長した企業であるが、この成長戦略には以下のようなものが挙げられよう。取り組んでいる経営戦略の例を以下に示す。

1)自社のコア・コンピタンスの強化

コア・コンピタンスの例:特定技術の開発力、広範な技術ポートフォリオ、商品開発力、製造技術、品質管理、人材のレベル、マーケティング、知財戦略、ブランド、ビジネスプロセス・知識・知見のナレッジ化、IT化、等々

2)イノベーションの強化

先端技術の開発とその商品化

3)差別化

独自先端技術の開発、製造過程の差別化、カスタマイズ化による顧客囲い込み、独自のビジネスモデル

4)ビジネスモデルのネットワーク化

投資リスク分散のため、垂直統合をやめ、バリューチェーン(研究開発、製造、販売、サービス)のネットワーク化により、全体最適化を図り、競争力を向上させる

5)選択と集中

コア事業で、かつ利益率が高い、ないし成長率が高い事業に資源を集中し、非コア事業で、かつ利益率が低い、ないし成長率が低い事業から撤退

6)新市場創出

コア・コンピタンスを充分に活かし、潜在需要を開拓

7)新製品開発

所有する各技術の研究拠点を集中化し、技術の融合で、新規の製品開発を図る

8)知財戦略

持てる自社の知的財産を有効に活用し、他社とのクロスライセンスなどを通じて新たな事業展開を図る

というような戦略で体制である。

しかしながら、IT化、インターネット社会の中で、技術と市場に多様化、複雑化、進歩の加速化など、めまぐるしい変化が起こっている今日、それらの変化と自社の事業実態を同時的に経営トップが把握し、適切な手を打つためには、全社的なITシステムが必要であるという点をいち早く察知していることも成功の要因といえよう。また、モノやサービスの付加価値を決めるのは、技術自体ではなく、供給者の製品開発努力や品質管理や製造・物流管理でもなく、消費者だという事である。少なくとも、先進国ではこの傾向が強まっている。これは、なにも、技術開発、製品開発、品質管理、製造・物流管理が重要ではないという意味ではない。これらは、今後とも重要であり続ける。しかし、付加価値を決めるのは、即ち価格と量を決めるのは消費者だということである。したがって、モノづくりもサービス提供も、最終消費者が誰で、何を望んでおり、その選好が続くのか、変わるとすれば何故か、どのように変わるのかを察知することが戦略の実効性を左右する。

使用機器:自社開発のため非公開

脱毛方法: S.C.M.H.R.(米国脱毛協会:旧S.C.M.E)の日本支部として世界に認められる資格制度を導入しており、1992年に、医学博士ボルディ氏の名を冠する、脱毛技術の名誉ある賞を受賞。現在は脱毛コースはない。

利用金額:現在は脱毛コースがないため非表示。

 

○ジンコーポレーション(ミュゼプラチナム)

経営戦略:

創業から10年で国内120店舗と120万人の会員を抱えるまでに急成長している。同ブランドを展開するのは、「利他」の信念で業界の常識を次々に打ち破ってきた。戦略としては「リアルフリー戦略」を講じている。この戦略はいわゆる“逆張り戦略”のことであり、「お客さまが嫌がるようなこと、損をすることは絶対にしない」という仕組みづくりを徹底したのである。

顧客対象は10代後半から中高年のすべての女性であり、多くの女性が必要とする「脱毛」というサービスを、誰もが手に届く料金で提供することを目指している。たとえば、ワキ脱毛の料金。ミュゼをオープンした2003年当時の料金は1万9800円でしたが、現在は1800円(キャンペーン価格)にまで下がっている。

ジンコーポレーションは、飲食店と美容業を柱に事業を展開する福島の会社であり、脱毛専門店「ミュゼプラチナム」30店をすべて直営で展開しており、今後も毎年40~50店程度の出店を予定している。

同社は、脱毛に特化し、小さい店舗で設備投資を押さえ低コストで出店するという戦略をとり、一気に店舗を増やし知名度をアップさせることにより、「脱毛専門ナンバーワン」を目指している。

 

 

 

 

キャンペーン戦略表 この低価格戦略で多くの利益を得ることができる仕組みについては、まずワキ脱毛しか受けない人は全体の3割しかいない。さらに、ミュゼの会員120万人のうち、40~50%の新規のお客さんがミュゼに通っている人からの紹介でミュゼに通うようになった人たち。よってワキ脱毛しかしない人でも他の人を紹介してくれてその人が他部位の脱毛をしたりすることなどによって超低料金のワキ脱毛を提供できるという仕組み。

 

 

使用機器:フラッシュ脱毛器イーモ

 

脱毛方法:

脱毛方法表

利用金額:

エステ料金比較

 

 

 

 

○おわりに

エステティックが医学の範疇を侵害しているのか、皮膚美容外科がエステにより近づきつつあるのか分かりにくい現象が、脱毛、美肌、痩身などの分野で起こっている。脱毛の分野でこの現象は、電気脱毛にその端を発している。厚生省の中にもエステでの脱毛を認めるグループと認めないグループとがある。しかし、全体としては認めない方向に動いている。本来脱毛には毛穴の外での処理:Depilationと毛穴の中の処理:Epilationの二つがある。Depilationはエステ、Epilationは医療技術というのは常識であろう。いずれにせよ、脱毛のテリトリー競争は、医療レーザー脱毛が1997年に日本に登場したことによって更に過熱化されてきたようである。

ムダ毛、永久脱毛、完全脱毛などという言葉がエステ関係でどんどん登場し、若い女性の間で体毛はいらないものである如き風潮がある。毛包には毛と同時に皮膚腺やアポクリン腺が開口しており、毛が無くなることによって皮膚腺の分泌が悪くなる。このため、乾燥性皮膚炎が起こり皮膚癌の可能性もでてくる。

そこで、日本レーザー医学会では、1999年4月25日公開討論会を開き、「医療レーザー脱毛は医療用のレーザー機器を使い、レーザーの専門医又はその監督のもとで行われる脱毛」と定義づけた。更に、皮膚の機能を温存しムダ毛を細く目立たなくするという‘マイルド・エピラシオン’また、濃い毛だけを選択的に治療する‘選択脱毛’を推奨し社会的に啓発活動を行うことになった。医療レーザー脱毛にはクラス4の危険度の最も高いレーザーが使われており、この普及がレーザーの安全性を圧迫し「失明」などの犠牲者がでてくることが懸念されている。そのため、医者であっても安全性を熟知した者が取り扱うべきであり、レーザー専門医や認定医の制度が望まれている。

 



[1] 矢野研究所より参照

[2] 矢野研究所より参照